日本国内のみならず、世界で大人気の抱っこ紐「エルゴベビー」。
日本に上陸して10年以上たちますが、どんどん進化しています。
みんなエルゴだけど、何故?
エルゴを使いたいけど、種類が多くて何を選べばいいの?
などなどエルゴの抱っこ紐についていろいろと疑問があると思います。
今回はその魅力と、大人気なエルゴ抱っこ紐の種類についてわかりやすくご紹介したいと思います。
Contents
1.エルゴベビーとは
日本ではエルゴの愛称で親しまれているエルゴベビー・ベビーキャリアは、2003年にハワイ・マウイ島で誕生しました。
抱っこをする人と、赤ちゃんのための「動きやすさ」、「快適性」を追求したデザインは、多くのに両親に選ばれ、現在、50か国以上で販売され、たくさんの賞を受賞しています。
「もっと、ずっと抱っこをしたい」という一人の母親の思い(ベビーウェアリング)から誕生したエルゴベビー。
「ベビーウェアリング」は抱っこやおんぶで赤ちゃんを身につける(Wearing)ように、いつも一緒にいることという意味です。
このスタイルが赤ちゃんの心を安定させ、信頼感を育み、家族の健やかな成長へとつながることから、エルゴベビーは「ベビーウェアリング」を大切にし、商品開発をしています。
2.エルゴが選ばれている理由
エルゴが日本で販売される前は、縦抱きより横抱きが主流でした。縦抱きを日本に浸透させたのもエルゴです。
エルゴベビーが選ばれている理由は主に2つあります。
① ママ・パパの快適性
パッド入り肩ストラップとウエストベルトで、赤ちゃんの体重を方と腰にバランスよく分散。
快適性を使用者にかかる圧力で比較すると、一般的な腰ベルト付き抱っこひもを100とした場合、エルゴベビーはわずかその15%程度、つまり負担がきわめて少ない、という実験結果も出ています。
エルゴ以外の抱っこひもを使用している方がエルゴを試着すると、ほとんどの方が「楽!」と感じるのも納得ですね。
また、抱いた赤ちゃんが自然に中央に導かれる立体設計により、親子ともにバランスの良い抱っこ姿勢を保てることも、疲れにくい理由のひとつです。
(東京大学先端科学技術研究センターにて親子の快適性を検証しています。)
② 赤ちゃんの快適性
赤ちゃんを「自然な姿勢」のまま抱くことができる立体設計。
赤ちゃんの背中はゆるやかにカーブをしていて、脚を曲げています。
素手の抱っこと同じように、おしりから膝裏まですっぽり支えられるから、上半身が安定します。
呼吸しやすく、手や膝下も自由に動かすことができて赤ちゃんも安心します。
「素手の抱っこに近い姿勢」で抱けるから、赤ちゃんにとっても快適が続きます。
3.偽造品・並行輸入品について
3-1 偽造品について
実際の商品は偽造商品であるにもかかわらず、その商品紹介では真正商品の写真を使っているケースや、真正商品と区別がつかないような写真を掲載しているケースが少なくありません。
また、箱や取扱説明書などを写真で紹介する際も、精巧に複製されているケースが少なくなく、写真を見るだけでは、商品自体や箱、取扱説明書などが偽造商品であるかどうかを判別することは極めて難しい状況にあります。
オークションサイト、フリーマーケットサイトでは多数、偽造商品が確認されていますので、日本正規販売店にて、ご購入することを強くおすすめします。
見た目が同じようにできていても、強度が弱かったり、ホルマリンなどの有害な物質が含まれている生地を使用している可能性もあります。
赤ちゃんのためにも、金額が安いからといって安易に怪しい商品に手を出すのは止めましょう。
3-2 並行輸入品について
日本国内で販売しているエルゴベビーの正規輸入代理店は「株式会社ダッドウェイ」です。
ダッドウェイからエルゴを仕入れて販売しているものが「日本正規品」となります。
近年、正規輸入代理店(ダッドウェイ)を通さず、直接海外から仕入れて、販売している店舗もあります。
そこで、並行輸入品と日本正規品の違いを説明します。
① SGマーク認定商品
日本正規品は、一般財団法人製品安全協会が定める抱っこひもの安全基準に適合した認定商品になります。商品の箱にSGマークがあります。
並行輸入品は安全基準SGマークがありません。
② 安心の2年間保証
購入後1年以内のユーザー登録で、通常1年の保証期間が2年に延長されます。
正規輸入代理店のダッドウェイさんで、エルゴの修理(有償・無償)などアフターサービスを受けられます。
③ ベビーウエストベルト
日本正規品には赤ちゃんの落下防止のための「ベビーウエストベルト」が標準で付いています。(単品での販売もあります。)
4.エルゴベビー 抱っこ紐の種類・特徴
そんな素敵なエルゴの抱っこ紐ですが、大きく分けて種類は3つです。
以前は、オーガニック・スポーツ・パフォーマンス・パッカブルや、リバティアートファブリックスとコラボした商品など色々な種類がありましたが、それらは生産終了となっております。
ご自身の生活シーンやお好みに合わせて、お選びいただくのが、おすすめです。
4-1 OMNI360 シリーズ
他のエルゴとの一番の違いは、お子さまの前向き抱っこができることです。
別売のインファントインサートなしで新生児から使用できます。
エルゴの最上級モデルなので、お値段も高いです。
通常タイプとクールエア(メッシュ)タイプがあります。
この二つのタイプは、形は同じですが、使用している生地が違います。
通常タイプはコットン(綿)で、クールエアタイプはポリエステルです。
通常タイプは柔らかくしなやかな付け心地で、クールエアタイプは通気性が良く汗をかいても乾きやすいというメリットがあります。
4-2 ADAPT シリーズ
アダプトシリーズもオムニ360と同様に、インファントインサートなしで新生児から使用できます。
タイプもオムニ360と同様に、通常タイプとクールエア(メッシュ)タイプの2種類になります。
オムニ360(通常・クールエア)、アダプトクールエアタイプはカラーが単色のみですが、アダプト通常タイプは柄がいろいろあるのが特徴です。
4-3 オリジナル シリーズ
発売当初からあるタイプですが今後の新柄の発売予定がありません。
現在販売されているものも再生産の予定がなく、在庫限りで販売終了となるので、気になる柄があれば早めに購入することをおすすめします。
ただし、偽造品も多く出回っているタイプですので、特に注意が必要です。
新生児から使用するには、別売りのインファントインサートが必要です。
5.エルゴの使用方法
動画でエルゴの使用方法を確認できます。
シリーズによって装着方法が異なりますので、それぞれを紹介します。
6.エルゴの正しい装着方法
実際に着けてみると初めてだから正しく着けているのか不安・・・というお声もありますが、下記ポイントをマスターすれば、より快適にご不安なく、ご使用できます。
正しく付けていないと快適に使えないばかりか、思わぬ事故にもつながりますので、十分お気をつけ下さい。
<快適でない装着の特徴>
×赤ちゃんの位置が低い
×肩ストラップが緩い
×ウエストベルトが緩い
×不安定で危ない
<快適な装着方法にするために>
POINT① 高い位置で抱っこ
・パパママが下を向いた時、赤ちゃんのおでこにキスできる高さが目安
・素手の抱っこと同じ高さになるように抱き上げる
POINT② ウエストベルトを高い位置でズレないよう装着
・ウエストベルトはおへその辺り
・上から押してもズレないくらいしっかり締める
POINT③ 肩ストラップはゆるみがないよう調節
・赤ちゃんを素手の抱っこの位置まで抱き上げて、あまりをしっかり締める
・距離感はお腹の前に手のひら1枚入る程度
これさえマスターすれば、より安全に、快適に使用できます☆
7.よくある質問
実際にダッドウェイさんによせられているエルゴについての質問で、多いものを集めました。
Q:エルゴって何が良いの?他社と何が違うの?
⇒パパママ・赤ちゃんの快適性です。パッド入り肩ベルトと腰サポート付きウエストベルトで荷重をバランスよく分散。一般的な腰ベルトタイプの抱っこひもと比較して、荷重が85%減!。人間工学に基づいたエルゴノミックシートで、赤ちゃんの自然な姿勢を支える立体設計。素手の抱っこに近い姿勢のまま抱っこすることができます。
Q:ADAPTとOMNI360って何が違うの?
⇒ADAPT:スタンダードモデル。OMNI360:プレミアムモデル。
抱き方の違い:ADAPT3種類、OMNI3604種類(前向き抱きがプラス)
快適性の違い:OMNI360はより立体的な構造で、はじめての方でも楽に抱っこが可能です。
Q:メッシュタイプは何が良いの?
⇒通気性に優れているため、より快適に抱っこができます。夏はもちろん、冬でも赤ちゃんは汗っかきのため、通気性の良さは大切。洗濯後の乾きも早いので、使い勝手もバツグンです。
Q:お手入れはどうすればいいの?
⇒洗濯機で洗濯が可能です。バックル・着脱テープを留めて洗濯ネットに入れ、弱水流・中性洗剤を使用して洗濯してください。汚れたまま時間が経つと、抱っこひもの劣化が早まってしまいます。定期的なお手入れをお願いします。日々のお手入れを楽に、抱っこひもをきれいに長く使用するために、ベルトカバーなどのアクセサリー商品の使用をオススメします。
Q:製品の寿命と買い替えの目安は?
⇒「赤ちゃんひとりにひとつ」 抱っこひもは、毎日平均2-3時間使うと言われています。3年以上使用されたエルゴベビーは型崩れが生じ、購入当初のラクさを実感いただけなくなります。安心安全に、そしてラクに使用するためには、赤ちゃんひとりにひとつでご使用ください。
Q:簡単なたたみ方はありますか?
⇒①肩ストラップを内側に折り込みます。
②ウエストベルト側に向けて折りたたみます。
③ウエストベルトのバックルをとめます。
8.ベビーキャリア(抱っこ紐)以外のエルゴベビー
エルゴベビーの快適さは抱っこひも以外でも。
その中でも人気の商品「ナーシングピロー」をご紹介いたします。
快適がつづくエルゴベビーの授乳クッション。
独自のカタチが授乳のベストポジションをキープします。
赤ちゃんが飲みやすい姿勢で支えるから「親子がラク」なおっぱいタイムになります。
9.エルゴのアクセサリー
日本正規輸入代理店の(株)ダッドウェイが開発・製造しているブランド「Babyhopper」。
抱っこ紐をアレンジして、育児を楽しんでもらいたいという思いから、お洒落で可愛いデザインや、こんなの欲しかった!というアイデア商品まで、幅広いラインナップが特徴のブランドです。
エルゴのために開発された商品なので、エルゴとの相性は抜群に良いです。
9-1 通年商品
① ベルトカバー
お顔周りの肩ひもは赤ちゃんのお口に入りやすい部分。清潔に保つベルトカバーは必需品です!抱っこ紐を洗濯するのはちょっと大変ですが、ベルトカバーだけなら毎日の洗濯でも困りません。抱っこ紐のちょっとしたワンポイントとしても使用でき、毎日付け替えてファッション感覚でお楽しみいただけます。
② ADAPT&OMNIカバー
汗っかきな赤ちゃんの、首まわりを快適キレイに保ちます。
なんとADAPTシリーズにも、OMNI360シリーズにも使える万能品!
ベルトカバーに合わせた柄の組み合わせもでき、気分に合わせたアレンジも出来ます!
③ 収納カバー
抱っこひもをコンパクトにまとめて、持ち運びに便利な収納カバー。
抱っこひも本体に取り付けでき、止め具のないシンプル設計だから出し入れも簡単です。
④ エルゴベビー用ウェザーカバー
雨の日のお出かけも快適にする抱っこひもカバー。
肌寒い時の温度調節にも活躍します。
表側に優れた撥水加工「デュポン(TM)テフロン(R)ファブリックプロテクター」を施し、雨や汚れをしっかりブロック。
使わないときは畳んでフードにまとめてコンパクトにもできる優れもの。
9-2 冬用商品
寒い季節に大活躍すること、間違いなし!のアクセサリーをご紹介します。
① ウィンターマルチプル カバー
エルゴベビーにぴったりで、軽くて暖かい高機能ウインターカバー。
表側に優れた撥水加工「デュポン(TM)テフロン(R)ファブリックプロテクター」を施し、雨や汚れをしっかりブロック。
中綿には「3M(TM)シンサレート(TM)」高機能中綿、裏側にはふわふわな風合いの「中空糸ボア」を使用し軽く暖かく。
リバーシブル仕様でボア面でも装着可能。
また、べビーカーにも使用可能。
暖かさ:●●●
軽さ:●●●
② ウィンターマルチプルダウンカバー
ダウン90%を使用した最上級の暖かさ。
裏側には、ふわふわな風合いの「中空糸ボア」を使用し、暖かい空気を逃しません。
優れた撥水加工で、雪の日のお出かけでも快適に。
エルゴベビー専用設計だから、抱っこひもにぴったり装着、横風もしっかりブロック。
質感にこだわった杢調生地を表側に使用したメランジタイプと、暖かみのあるウール調生地を使用したウールタイプの2種類。
リバーシブル仕様でボア面でも装着可能。
また、べビーカーにも使用可能。
暖かさ:●●●●●
軽さ:●●
<メランジタイプ>
<ウールタイプ>
③ オールウェザー ダウンカバー
冬だけでなくオールシーズン使える3WAYモデル。
単体でレインカバー・ダウンカバーとして、組み合わせればより暖かいウインターカバーに。
季節や天候に合わせて3通りで使えるから、肌寒い季節から真冬まで通年使えるお得なカバー。
レインカバーには優れた撥水加工「デュポン(TM)テフロン(R)ファブリックプロテクター」を施し、雨や汚れをしっかりブロック。
軽くて暖かいダウンカバーの詰め物には「ダウン90%、フェザー10%」を使用。
ベビーカーにも使用可能(ダウンカバー単体では使用不可となります。)。
暖かさ:●●
軽さ:●●●●●
10.最後に
全世界のママ・パパから指示されているエルゴベビーの魅力、お分かりいただけましたでしょうか。
エルゴベビーを使って、育児をさらに楽しく、快適にしてみては、いかがでしょうか。