長い歴史をもち世界中で親しまれているパズル。
一度ならず何度も繰り返し遊んだ経験があるかたも多いのではないでしょうか?
今回は、知育玩具としてもピッタリの子供用パズルについてご紹介いたします。
色々な工夫を凝らした幼児用のパズルが発売されていますので、お子さんとともにお気に入りのものを見つけてみてくださいね。
Contents
1.パズルとは
子どものおもちゃの定番のひとつであるパズルには、楽しく遊べるだけでなく、子どもの成長にうれしい効果がたくさん揃っています。
想像力や集中力はもちろん、ピースの形や色をよく見ることで観察力や図形スキル、空間認識力を高める効果も期待できるそうですよ。
また、小さなピースをつまんで正確な場所に置く動作を繰り返すことで、手先の良い訓練にもなりますし、最初は上手くできなくても、失敗を繰り返し試行錯誤を重ねていくことで、論理的思考力も身に付けられそうですね。
2.パズルの選び方
次に、パズルの選び方についてご紹介いたします。
初めはピース数が少ない簡単なものからスタートし、徐々にピース数を増やしてあげると良いでしょう。
まずはお子さんが気に入るか試してみようかな、ということでしたら、画用紙などに絵をかいて、それを切ってパズルにしてみるのも良いと思いますよ。
あまりパズルの数も増やしたくないし、長く遊べそうだから、と最初に難しめのパズルを買いたくなってしまうかもしれませんが、あまり難易度の高いパズルを選んでしまうと、お子さんがうまくできるようになるまで時間がかかりすぎてしまい、途中で投げ出してしまう可能性があります。
それどころか、パズル自体苦手になってしまうこともあります。
そこでパズルを初めて買い与えるときには、お気に入りのキャラクターなど、子どもの興味を引くパズルを選ぶことをおすすめいたします。
あまりパズルに関心がない子どもでも、大好きなキャラクターにひかれてパズルを手に取ってくれるかもしれませんよ。
また、パズル好きの子どもに与えるときにも、パパやママが「これ!」と決めずに、お子さんといっしょに選んだ方が、より楽しく遊ぶことができますね。
3.パズルの対象年齢
次に、パズルの対象年齢についてご紹介いたします。
販売されているパズルには対象年齢が記載されています。
販売会社によって多少違いはありますが、年齢別のピース数の目安は下記のようになっています。
・1歳~ 1ピース~
・1歳半~ 2~6ピース
・2歳~ 9~20ピース
・2歳半~ 24~48ピース
・3歳~ 54ピース以上
ただこちらはあくまでも参考程度にとらえておいてくださいね。
なぜかというと、例えば3歳を過ぎてから初めてパズルをするという子どもに、いきなり50ピース以上のパズルを渡しても難しいものです。
そのような場合は、まずは10ピース程度の簡単なものからスタートしてみるなど、お子さんのパズルでの経験や関心具合もよく見て選んであげるとよいでしょう。
逆にパズルが大好きな子どもの中には、3歳児で100ピース以上のパズルを一人で完成させることができる子どももいます。
そういう場合は対象年齢にとらわれず、お子さんが楽しんで遊べるものを自由に選んであげてくださいね。
それでは、以下よりおすすめのパズルをご紹介していきます。
4.おすすめ子供用パズル15選
4-1 エド・インター [木のパズル なかよしどうぶつ] 1歳半頃から
価格:1,430円
エド・インターから、人気の動物9種類を集めた木製パズルがおしゃれなイラストになって全面リニューアル、再登場しました。
ピースの真ん中には木製の大きいペグ(取っ手)が付いているので、小さいお子さんでも楽しく遊びながら頭や指先を使え、考える力や創造力が育まれます。
動物のピースをめくると、下には同じ絵が描かれていて、絵をあわせながらはめ込みパズルを楽しめます。
動物の名前をあてっこしたり、ピースを動かしてごっこあそびもできちゃいます。
動物は、ヒツジ、ハリネズミ、ネコ、ゾウ、ウサギ、アヒル、キリン、イヌ、パンダの9種類です。
4-2 クラシック [カラフル ファーム ペグパズル] 1歳半頃から
価格:1,540円
8種類のユーモアあふれる動物たちのイラストが描かれたパズルは、農場にいる動物たちがテーマになっています。
パズルの下には同じ動物のイラストが描かれているので、パズルを取り出したり、戻したりして動物の名前などを理解していくことができますよ。
動物は、イヌ、ウシ、ヒツジ、ウマ、ブタ、ニワトリの6種類です。
4-3 ベビーアインシュタイン×ハペ [サブマリーンアドベンチャー・パズル] 1歳半頃から
価格:2,750円
不思議なしかけのある木製パズルです。
パズルのパーツを外すとモザイク柄が現れ、付属のメガネでのぞくと”何か”が見えますよ。
4-4 ボーネルンド [ファースト シェイプパズル] 2歳頃から
価格:2,090円
指先で「つまむ」練習をしながら、形の認識を深められる、指先あそび、パズルあそびの入口として欠かせないボーネルンドのピックアップパズルです。
中でも「ファースト シェイプパズル」は、かたちの認識を促すのに最適なパズルとなっています。
それぞれのピースは正確な形をつくるために、特別なレーザーカットが施されており、上手につまむことができると、ピースの下に隠れているお花やひよこ、お月さまがあらわれます。
何度も繰り返しあそびたくなるかくれんぼの仕掛けになっています。
また、同じ四角ピースでも「正方形」と「台形」になっているなど、かたちの比較ができるピース内容となっています。
カラフルなピースなのでお子さんの目に止まりやすく、慣れるまで何度でも手にとって遊びたくなるかわいさでいっぱいです。
お子さんと一緒に遊ぶ時には、いないいないばあのようにして遊んであげても楽しいですよ。
※楕円の下にはひよこ、ポケットの下(中)にはお花、風船の下(中)にはおつきさまが隠れています。また、帽子の三角の下には縞模様、お家の三角の下には屋根の模様が描かれています。
- COMMENT
- 娘が1歳3か月のときに購入しました。初めのころは、ピースをはずして出てくる絵を見て喜んでいて、親がピースをはめていました。2か月経った頃にはピースをはめることができるようになりました。ただ、オレンジ色の台形と黄色の楕円形ははめるのが難しいらしく、うまくはまらないときは親にはめてほしいと渡してきます。もう少し大きくなったら、色や形を指定してはめさせたりできるので、長く使えると思います。
4-5 ボーネルンド [ファーストピックアップパズル てんとう虫] 2歳頃から
価格:1,100円
指先あそび、パズルあそびの入口として欠かせないボーネルンドのピックアップパズルです。
てんとうむしの背中に描かれている「ほし」の数と同じ「数字」が、てんとうむしの下に隠れている仕掛けになっています。
また、下に描かれている数字はそのてんとうむしの背中の色と同じ色になっています。
指先あそびの他に大きさを比べたり、数をかぞえたり、数字や色の認識など、何通りにもいろいろなあそび方ができるパズルなので、あそびを通して、この時期に必要な概念を身につけることができますよ。
まずは、一緒に遊んで遊び方を教えてあげて、それから少しずつ色や数を数えていくようになるといいですよ。
- COMMENT
- 娘が1歳2か月のときに購入しました。てんとう虫のほしの数を数えたり、色を教えたりして遊んでいます。娘はピースをはずすのが好きみたいですが、遊び始めて2か月が経ちましたが、まだピースをはめることができません。ファーストシェイプパズルと一緒に購入しましたが、ファーストシェイプパズルははめられるようになってきたので、こちらのパズルははめるのが難しいのかなと感じました。購入する際、親の私はこちらのパズルの方が簡単だと思いましたが、子供にとってはこちらのパズルの方が難しかったようです。対象年齢が2歳頃からとのことなので、その頃には、はめられるようになっていればいいなぁと思います。
- COMMENT
- 一歳半の子ども用に購入。色が鮮やかで、つまみを持って開けたときに、同色の数字があることも嬉しいようです。大きさや色、数字などたくさんの要素がつまっていて大満足です。
4-6 ジェコ [ジオ ベーシック] 2歳頃から
価格:3,740円
お手本通りに作れるかで遊ぶパズルです。
パーツを組み合わせて動物を作ります。
最初はお手本カードを見ながら作ってみてくださいね。
自分でオリジナルの形を作るのも楽しいです。
4-7 エド・インター [2層パズル フィッシング] 3歳頃から
価格:2,970円
まずは魚釣りをして遊び、その後にパズルとして遊べるのでお片づけも同時にできる、2層になったフィッシングパズルです。
合計16種類の海の生き物を、竿を使って釣り上げて遊びます。
釣った後は、パズルとして形合わせをして遊べます。
竿が2本付いているので、親子・兄妹・友達とも遊べ、さらに付属の「海の生き物紹介シート」で生き物のことを学ぶことができます。
海の生き物は、イルカ・イカ・2枚貝・タツノオトシゴ・ヒラメ・シャチ・ふぐ・ヒトデ・マンボウ・くじら・クラゲ・タコ・カニ・かめ・えび・タイの16種類です。
ピースも大きいので、小さなお子さんでも釣り上げやすく、パズルとしてもはめやすい形になっています。
4-8 エドインター [知の贈り物 立体パズル] 3歳頃から
価格:3,190円
110種類の作品例をもとにカラフルなブロックを組み合わせ、テキストに掲載されている模様を作っていくパズルです。
平面だけではなく、立体にすることで、より多くの組み合わせのパズルを楽しむことができ、お子さんの図形の認識力・思考力を豊かに育みます。
まずはテキストのイラストの上にブロックを当てはめて平面的に楽しみ、それから少しずつブロックを組み合わせて立体物を完成させて遊んでみてくださいね。
大人の方の脳の活性化にもつながりますので、ご家族みんなで楽しむことができるパズルです。
4-9 ジャノー [マグネット・ブック アニマル] 3歳頃から
価格:2,970円
マグネットなので繰り返し遊べます。
本をモチーフにした可愛らしいパッケージでおでかけにも便利です。
キリン・クマ・ゾウ、自分だけの動物を作って遊べます。
4-10 ジェコ [パズルデュオ ナンバーズ 2ピース] 3歳頃から
価格:1,540円
描かれている動物たちの数と数字を合わせていくパズルです。
左側のピースに数が、右側のピースに左側のピースと一致する数の動物たちが描かれています。
動物の数と数字が一致しないとパズルが完成できない仕掛けなので、パズル合わせをしながら数字を覚えることができますよ。
背景の色をヒントにすると簡単に覚えていくことができます。
1組2ピース×10組入りなので、外出の際にお気に入りのピースだけを持って行くことも簡単です。
4-11 ジェコ [シルエットパズル フェアリー&ユニコーン] 4歳頃から
価格:2,640円
妖精とユニコーンがモチーフのジグソーパズルです。
DJECO(ジェコ)の定番人気のシルエットパズルは、ユニークな形のパッケージの中にジグソーパズルが入っているシリーズです。
パッケージの裏面には、完成図とピースの原寸大が書いてありますので、初めての時には参考にしながらパズルを進められますよ。
ジグソーパズルのイラストは、物語の一場面になっていますので、お話を想像しながらパズルを完成させてみてくださいね。
出来上がったら、自分の想像したお話をきかせ合うのも楽しいと思います。
36ピースと少しボリュームのあるタイプなので、4歳くらいを目安におすすめできるパズルです。
4-12 ベルダック [人体パズル] 4歳頃から
価格:3,300円
体ってどんな仕組みなの?構造はみんな一緒なの?と、からだの作りについて学ぶことができるパズルです。
頭、腕、上半身、下半身、足と5つに分けられたパーツは、それぞれ取りはずすことが可能で、パズルのように組み立てることができますので、お子さんの人体への興味を刺激します。
服を着ているところからだんだん筋肉、内臓、骨格と順をおって見ていけるのもユニークなポイントです。
筋肉や内臓などをきちんと実際の形に描いていますが、恐怖心を持たせないようなユーモラスなイラストなので、どんなお子さんにも気軽に選んであげられそうです。
- COMMENT
- いいパズルです!2歳と5歳の娘もこのパズルが好きです!体は実際どんなものか、かんたんに示しています。
- COMMENT
- 初めて見た時からすぐに遊び始めました。その後、2ヶ月間ほどは毎日遊んでいました。今3歳前ですが、時々遊んでいます。骸骨が怖いと言って楽しそうです。
4-13 ボーネルンド [魚つりパズル] 4歳頃から
価格:4,950円
マグネットのついた「さお」で魚を釣りあげていき、魚が全部釣れたら、海色の下地のカタチをヒントにパズルを完成させて遊べるパズルです。
遊びを通して集中力を養い、色彩や形の認識力を高めます。
大小さまざまな魚が隙間なく集まったデザインになっているので、狙った魚を釣り上げるのにも集中力が必要そうです。
お子さんが上手にお魚を釣ることができたら、一緒に喜んであげてくださいね。
別売りのさおをもう一本用意して釣り競争をしたり、ピースのうしろに数字を貼りつけてその合計得点を競ったりと、いろんな工夫をほどこしてご家族みんなでゲームを楽しむこともできます。
※さおのマグネットはつり糸の先端だけでなく、持ち手の底の部分にもついています。
- COMMENT
- 3歳の子供の誕生日にあげました。一目見たときから食い付いて、釣った魚を夕飯のおかずにと、煮たり焼いたりしてプレゼントしてくれます。
- COMMENT
- 1歳8か月の孫の為に購入しました。色もきれいでひとつひとつお魚の模様も違い一目見て気に入ったようで、すぐ遊びだしました。釣り上げたお魚をまだ上手に外したりお魚を元に戻せませんが親子で楽しく遊んでいます。男の子なので体を動かして遊ぶことが多くなりましたが、親子でゆっくり落ち着いた遊べると娘も喜んでいました。
4-14 スクラッチ [パズル 60ピース フェリーボート] 4歳頃から
価格:1,980円
Scratch(スクラッチ)社の、60個のピースで大きなフェリーボートと乗船する車や動物たちがかわいいイラストになったパズルです。
飾っても素敵な愛らしい丸いボックスに入っています。
出来上がりサイズは60cm×36cm、1ピースの大きさは1辺が6cmと大きめで、これは4歳からの微細な動きを育てるのに適したサイズとなっており、素材には丈夫な厚紙が使われています。
落ち着いた色合いでたくさんの絵が描かれているので、パズルを進めるたびに色んなイラストを発見でき、完成させるのが楽しみになりそうです。
4-15 レジャーラーニングプロダクト [マグネティックスーパーマインド] 5歳頃から
価格:3,960円
色とりどりで形もさまざまなタイルの中から、作りたい図形になるようにそれに適したタイルを選び出して組み合わせていくタイプのパズルになります。
遊び方は、まずプラスチックのタイルにマグネットを貼って、問題カードを商品のスチール箱の裏やフタにのせます。
次にタイルをそのカードに貼り付け、カードに描かれた図形をタイルで作り上げます。
ひとつのかたちが完成したら、次の問題へとステップアップしていくと良いでしょう。
このマグネティックスーパーマインドは、マイティーマインドシリーズの中でもタイルがずれてしまうストレスを感じることなく遊ぶことができるため、低年齢から遊ぶことができます。
また、箱を立てた状態でも、タイルを貼り付けて遊ぶことができます。
遊びを通して、具体的な「かたち」、「図形」の把握をうながし、また複雑なかたちが多くのかたちの組み合わせでできていることを実感することができます。
スチール箱入りで、プラスチックタイル32個、マグネットと、問題カードは31~60が入っています。(1~30はマグネティック マイティーマインドの問題カードになります。)
慣れてくれば、問題カードを使わずに独自の形を作っていっても楽しめると思います。
場所も、金属製のドアや冷蔵庫などで遊んでもまた違った視点で形を捉えられると思いますよ。
5.最後に
大人にとっては簡単に思えるパズルも、子どもにとっては難しく、初めのうちはなかなか上手にできないものです。
そばで眺めていると、ついつい手や口を出してしまいたくなるかもしれませんが、そこはぐっとこらえて見守っていてあげてくださいね。
自分で試行錯誤しながらパズルを完成させていく経験は、お子さんにとって大きな自信を感じるきっかけにもなることでしょう。
ただどうしてもうまくいかずに困りきっているようなら、さりげなくヒントを出してサポートしてあげると良いですね。
そしてパズルが完成したら、どうぞしっかりとお子さんを褒めてあげてくださいね。
そうしていくうちにお子さんの中にチャレンジしてやり遂げるという素敵なサイクルが作っていけると思いますよ!
お子さんの知育玩具としてだけではなく、親子間のコミュニケーションにも活用できそうなパズル、ぜひお子さんの興味に合わせて選んであげてくださいね。