1歳の誕生日に祝う一升餅 | やり方や意味をご紹介

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お子さんの出産を機に沢山の子供の為の祝い事があることに驚いている方も少なくないでしょう。

すべては子供の健やかな成長を願う行事です。

一升餅のお祝いはどうするの?と母に聞かれた時には正直何を言っているのか理解が出来ませんでした。

お餅の種類?餅を撒くの??と頭の中は?マークでいっぱいでした。

私と同じ様な思いをされている方は少なくないと思います。

そこで一升餅について調べてみました。

皆さんも参考にしてみてくださいね。

Contents

1.一升餅とは

数多くある日本古来のお祝い事のひとつの一升餅とは、「一升」を「一生」にかけ「一生健康にすごせますように」「子どもが一生食べるものに困らないように」という親御さんの願いが込められています。

また、一升餅は丸い形をしていることで、人生を円満にすごしていけますようにという意味も含まれています。

地域によっては子どもが1歳の誕生日頃から歩けるようになるのは、家を早く離れてしまうのであまり良くないという地域もあるようです。

そのため、一升餅を背負させた子どもをわざと転ばせてみたりして、歩かせないようにする風習もあります。

転んだときも家を離れるのが遅くなる、歩いたときは子どもが自分の足でしっかり立つことから、立派に自立してくれるという意味があるので、どちらにしても縁起が良いと考えますので安心してくださいね。

一升ってどのくらいだろう?と思った方が多いと思いますが丁度、1.4kgあり、ついてお餅に仕上げるとだいだい2kgくらいになります。

2kgというと、牛乳パック一本が1キロですので二本分と考えると分かり易いでしょう。

そもそもなぜ日本人は祝い事などでお餅を食べるようになったかというと、餅は稲作の伝来とともに東南アジアから伝わって来たと言われています。

日本でいつごろから食べられ始めたのかは確かなではありません。

「餅」という字が初めて記録として発見されたのは奈良時代のことです。

「風土記」という国の産物や伝説をまとめたものには「大昔、豊後国(今の大分県)に白い鳥が飛んできて『餅』になり、それから豊後が豊かな国になった」とあります。

また、国の法律を定めた「養老令」という書物には、菓子を作る係り「主菓餅(くだもののつかさ)」という名称があったと記されています。

平安時代に入ると、餅は年間の各行事のお祝いの食べ物として天皇や貴族の間で食べられるようになりました。

一升餅には稲の神様が宿っていると言い伝えられ、お祝いのあとに、豊作や将来の安泰を願って鏡開きをして、餅を切って頂きます。

このことから、一升餅の別名は鏡餅とも言われています。

その名残からお祝いの席でお餅が食べられたり配られたりするのです。

特別な日に贅沢品として使われていたのですね。

 

【まとめ】

一升と一生をかけ合わせ、縁起の良いものとして祈願する。

昔も今も子供の成長を願う気持ちは変わりませんね。

ご家族でかわいらしいお子さんの姿を見ながら微笑ましい時間をお過ごしください。

 

2.一升餅のお祝い方法

では、一般的やり方とはどうするのでしょうか?

まず一升餅を風呂敷で包み子供に背負わせ歩かせます。

昔から伝わる背負い方は風呂敷に包んだ一升餅が丁度背中にくるようにたすき掛けにして、胸元で風呂敷の端を縛ります。

風呂敷の左右はどちらでも大丈夫です。

首がしまるなどの事故が起きないように、必ず肩から反対の脇の下に通し斜めに背負わせましょう。

包むお餅にめでたい漢字を書き込むのも忘れないでくださいね。

寿の文字や名前を書いた丸餅が一般的ですが、地域によって異なりますので親御さんに確認しましょう。

特にしきたりがないようでしたら、お好みのお餅を探してみるのも良いかもしれませんね。

今では一升餅も、キャラクターやイラストつきのものから、切り分けずに済むよう小分けになったお餅の詰め合わせ、また小さな赤ちゃん用に量を少なくしたミニ餅、高級もち米を使った高価な一升餅まで、バリエーションが豊富にありますよ。

力強く歩く姿や、転んで泣いてしまうところをご家族で見守ります。

そんなお子さんの可愛い姿をみながら無事に成長できたことを、皆で喜びを分かち合いましょう。

またこれから健康で円満な子供の人生を祈って、家族で見守っていこうというのが一般的です。

赤ちゃんが泣いても転んでも、それは1年間の成長の証です。

皆さんで喜んでください。

なお、重たいお餅を担がせるにあたり、急に後ろにひっくり返って頭を打つ、風呂敷やリュックのひもが首にかかる等事故にならぬよう、十分に注意してあげてください。

一般的な方法は上記の通りですが、最近ではリュックに入れるというケースも増えているようです。

背負わせやすく、その後も使えることから最近人気のリュック。

選ぶポイントは一升餅がしっかり入るものです。

伝統的な大きな一升餅は直径20~25㎝ですので一いろいろ探してみるのも楽しいですね。

 

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【まとめ】

かわいいお子さんの生末を占われているようでどうしても大人の思いが強くなり手を貸したくなりますが、これから長い子育て見守り続けるとういうご家族側の誓いを立てながら、温かく見守ってみましょう。

 

3.地域によっての祝い方

一升餅と一言で言っても、やり方は地域によってさまざまなようです。

その地域の独特の考え方や風習から生まれたものですので、さまざまな解釈の違いを理解しながらおこなうのもよいでしょう。

特に嫁いだお嫁さんの立場だと分からないとだらけですよね。

その地域性を理解するのも嫁としての第一歩かもしれませんので、ご家族でいろいろと話しあってみてくださいね。

 

●長崎県壱岐

1年が12か月ということから、12個の誕生餅を作って一升枡に入れて、台所の神様である荒神様にお供えしてから踏ませるそうです。

 

●島根県

大きな丸もちを一つ作り、父親の着物の帯で必ず背負わせるそうです。

 

●埼玉県

最初から2キロのお餅ではなく少しのお餅から始めます。赤ちゃんの歩いている様子を見ながら、お餅の数を少しずつ増やして行き、最後は歩けなくなるまで続ける所や、実際に軽く押して、わざと転ばせたりする地域もあるようです。

 

【まとめ】

生まれて初めての誕生日のお祝いです。

無事にここまで成長してくれたと感慨深いですね。

昔は毎年誕生日を祝う風習は日本にはなかったようですが、はじめてのお誕生祝いを一升餅という伝統的な祝い方で行い、ご家族で楽しみましょう。

 

4.一升餅を担いだ後の選び取り

4-1 選び取りとは

一升餅で祝った後には、もう一つ楽しみが残っています。

それは「選び取り」です。

選び取りとは子供の前に品物を何個か置き、何を選んで掴み取るかによって子供の将来を予測するといういわば占いのようなものです。

なんだかわくわくしますね。

ここでの親の振る舞いで過保護がわかってしまいそうです。

「幸せになってほしい」「こうなってくれれば」と、どうしても子供の将来に期待してしまいがちですが、ご家族で楽しみながらお子さんを見守ってあげてください。

定番な品物は以下の通りです。

①お金 将来、裕福、玉の輿に乗れるなどお金に困らない生活を手に入れることができる。

②筆 知識が豊富になり芸術・文学などの分野で活躍することができる。芸術家・作家・書

家学者、事務官などの知識人

③そろばん 計算が得意。商売人に向いている。

④はさみ 物作りの才能あり。手先が器用で、衣裳もちになる。

⑤辞書 成績優秀。博学。

⑥ボール・運動具 運動神経抜群でサッカーや野球などのプロの選手になる。

⑦定規 几帳面で将来大きい家を持つことができる。

⑧箸・米・スプーン 食べ物に困らず、料理の上手い料理人になる。

⑨財布 お金に困ることがない。

4-2 選び取りのやり方

まずは準備したアイテムを横一列に並べます。

品物の準備ができたら、少し離れたところに子供を座らせ、あとは動きを見守りましょう。

間違っても親の思いで誘導したりしないでくださいね。

子どもに選ばせる前に選んだ時の基準も決めておくといいでしょう。

例えば一番長く持っていたものにするのか、最初に触れたものにするのか、触ったもの全部可能性があるとするのもいいですね。

選んだ品物が子どもの占い結果になります。

よちよち歩く可愛い姿をビデオや写真で撮影し、思い出を残しておくとよいでしょう。

 

【まとめ】

昔からいろいろな方法で子供の将来を案じている親心がわかります。

赤ちゃんが何を選ぶのか楽しみですね。

得てして、こどもは親の思いとは違うものを選んでしまうものでしょう。

なかなか思い通りにはいきません。

これからの子育てに精通する思いですよね。

しかし、これから何が待っているのかワクワクとした気持ちで成長を見とどけるのも楽しみの一つです。

お子さんの明るい未来を信じて皆さんでおおいに盛り上がりましょう!

 

選び取り用のカードもあります。

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5.祝った後の一升餅

お餅は切り分けてお祝いに来てくれた方に、お土産としてお配りします。

帰り間際にあわただしくならないよう、余裕をもって支度しておくとよいですね。

それでも残ってしまったお祝いのお餅。

縁起ものなので無駄には出来ませんね。

調理方法もさまざまありますので工夫していただきましょう。

 

【まとめ】

お祝いのお餅、縁起が良いものですので皆さんで分け合いたいですね。

主役の赤ちゃんが疲れ過ぎないよう、大人が気を付けてあげながら楽しい一日になりますように。

 

6.一升餅の種類

一升餅は大きな一つの丸餅が基本ですが、お祝いが終わった後も、扱いやすいものが人気です。

大きなお餅を包丁でカットするのは面倒ですよね。

カットタイプの一升餅だと切る手間が省け、赤ちゃんが背負いやすい重さに調節することも可能です。

来てくれたご両親やお友達などにおすそ分けしやすく、それぞれパッケージされているものは保存にも便利です。

小分けする数も選ぶことが可能で、個数を調節できるのもうれしいですね。

一つが小さいため餅踏みには適しませんが、お祝いに使ったあとを考えると大変便利です。

やっぱり人気!!昔ながらの『丸型』はかなりのインパクトです!

販売されている一升餅の多くは、基本的には大きな丸餅タイプになっています。

大きくて赤ちゃんが背負うには難しいのですが、餅踏みを行う場合は安定感のある大きな丸型が良いでしょう。

大きな一つのお餅はかなりのインパクトがあり、インスタ、SNS映えすること間違いなしですね。

1歳の誕生日の記念写真にもピッタリです。

中には可愛らしいピンク色のお餅で作られたハート型の一升餅もありますよ。

またあんこ入りの一升餅はいかがでしょうか。

小分けにしたあんこ餅は食べやすく、すぐに食べられるのでおすすめですよ。

その他、一升餅にきな粉がセットされているなど、食べやすいよう工夫されたものも販売多数販売されていますので好みに合わせて選んでみるのも良いでしょう。

またシンプルなお餅も良いのですが、餅に名前や生年月日を入れるのも人気があります。

手書きや印刷、中には鯛などのイラストを入れてくれるところや似顔絵を描いてくれるところなどさまざまですので検討してみてください。

 

【まとめ】

出来ればお住まいの地域で昔からある老舗の和菓子屋さんが良いと思いますが、忙しくて買いに行けない、近くに和菓子屋が無いなどさまざま。

しかし今はインターネットやお取り寄せが頻繁に利用されていますので安心ですね。

オリジナルのものを購入したいという親御さんには豊富に選択肢があります。

是非、ネットショッピングやお取り寄せ等も活用し、楽しんでお祝いの用意をして下さいね。

 

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●ハートの小分け一升餅お祝いセット

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●名入れ わたえいのめでたい一升餅

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●小分け丸餅紅白36個入りセット

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7.最後に

如何でしたか?

一言で一升餅と言っても、沢山の祝い方やアイテムがあり、伝統的に行うこともできれば個性豊かなお祝いを楽しめそうですね。

お祝い事を取り仕切る際、前段階の用意はいろいろと大変です。

人を招待したり、お礼の品を考えたり・・・・初めてで分からないことが多く戸惑いますが、せっかくですので楽しみながらお祝いの日を迎えたいものです。

方法はどうであれ、これを機に家族で集まる場を設け、絆を深めることは大変良いことではないでしょうか。

多くの中からオリジナリティーと伝統のつまったあたたかいお祝いをご家族でお楽しみ下さい。

 

参考サイト
MARCH(マーチ)
たまひよ
All About
一升餅本舗
mybest
KIDSNA(キズナ)
HelC+


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